2012-01-01から1年間の記事一覧

ニューヨーク滞在記

走るためにニューヨークに行くのか、ニューヨークに行きたいから走るのか、説明が難しいが、僕は3月15日から20日にかけて一人でニューヨークに行ってきた。 妻には散々悪態をつかれ、おそらくこれからも一生言われ続けるのだろうけれど、このタイミングを逃…

神話的クロニクル

『ドラゴンボール マンガ学』に触発され、半年ぶりに筆をとる決意を固めました。 「承前 街場の漫画論」としてお読みいただけると幸いです。 『ドラゴンボール マンガ学』は異議申し立てから始まる。 いわく、「宮崎駿や『ガンダム』、『エヴァンゲリオン』…

最後のホームルーム

これから君たちに教師として、最後の話をしたいと思います。 君たちと決別するこの最後のホームルームで何を語ればよいのか1ヶ月ほど前からずっと考えていましたが、一向にアイデアが湧いてきませんし、過去に経験もないので、何を語ればよいのか途方に暮れ…

つぶやくには長すぎるつぶやきに関することについて

twitterを始めた。 そのためにiPhoneを買った。 いや、逆かもしれない。 ともかく、年越し気分が一段落する頃には電話につぶやくという新しい習性を身につけた。 だいぶ以前から、ブログでは掬いきれない思考の断片を残しておく方法はないかと思案していて、…

教育の原点回帰(承前)

前回は学習を自己利益で動機づけるとたいへんなことになるといいました。 その理路から説明します。 たしかに子供たちは「努力」しています。 でも、それは学習努力じゃありません。 「最低の努力で最大の結果を出す」ための、費用対効果のよい勉強の仕方を…

教育の原点回帰

「教育の受益者は、親でも、企業でも、本人でもなく、共同体そして未来である」 いつの時代もこれが、教育の原点だったはずです。学校焼き討ち事件まで引き起こすことになった学制の例をだすまでもなく、もともと教育は親による子どもの強制労働を防止するこ…

家を買う

家を買った。 いや、正確に言うと、土地を買って、その上に家を建てている。全く縁もゆかりもなかった土地が、紙切れのやりとりだけで自分のものになってしまったことはきっかいであるが、とにかく2011年11月15日から上黒門町にある20坪ほどの土地は僕と妻の…

閉塞感の時代

へいそく‐かん【閉塞感】 閉じふさがっている感じ。また、比喩的に、閉じふさがったように先行きが見えないさま。 最近、この”閉塞感”という言葉をよく耳にするようになりました。 いやそれどころか、耳にしない日はないと言っても過言ではありません。 さき…